2016年6月11日土曜日

タミヤグランプリ 2016宮城大会

タミヤグランプリの宮城大会に参加してきました。
ちなみに、ラジコンです。
2016/06/05のMスポーツクラスです。
クラスについての詳細はこちら
Mシャーシと呼ばれる小ぶりなシャーシを使った2WDがメインのクラスですね。
ワタクシの使用したシャーシはこれ。
ボディも写ってますね、一応。紫のミニクーパーです。(オールドミニ)。
場所は楽天イーグルスの本拠地、楽天コボスタジアムです。
その球場前広場でレースが行われました。
昨年の情報から、ペイントされたアスファルトと、そうじゃないアスファルトがコースの中で絡み合い、グリッブの異なる路面だったという情報を得ていたので、「食わなくてもどうにかなる」セッティングにしていったのですが…。

何を思ったのか、楽天、球場前広場を再舗装していて、粗めアスファルトの比較的グリッブの高い路面が出来上がっていました。面積はそれほど広くないのですが。
また、タミヤも、その再舗装部分をうまく使って、テクニカルなコースを設定していたのです。
まあ、うまくやったもんだ、とは思いましたけど。
ちなみに、前日の土曜日は代表権のかかったチャンピオンシップだったため、コースもよりテクニカルな設定になっていましたが、ワタクシの参加したクラスというか日曜日は、ほとんどのクラスが代表権のかかっていないお気楽クラスだったため、土曜日から較べれば、比較的ラクなレイアウトに変更されていました。
#土曜日から友人が参加していたので、一応、顔を出しには行った。

で、その結果、何が起きるかというと。

クルマとコースのセッティングが合ってない。

という状態になるわけですが。
まあ、元々食わないことを想定していたので、食っちゃうと破綻するか、というとそうでもなく。
ちょっとアクセル抜かないと曲がらないくらいで。
#大問題だ。(笑)
基本方針が、食わない、だったので、進入ぎりぎりまでアクセルONで、進入直後にアクセルOFF&ステアリング、リアを振り出して、ほとんどデフロック状態のフロントタイヤで強引に脱出、というコーナーリングを想定していたのです。
そのため、グリッブしてしまうと「リアを振り出して」の部分が有効に働かなくなるため、ふつーにステアリング切って曲がることになります。
で、ふつーにステアリング切って曲がると、ほとんどデフロック状態というのはよろしくなくて、アクセルONで、強烈なアンダーが発生します。苦笑
#まあ、内輪が外輪と同じ回転数で回るわけで、デフの意味がないから、内輪差の関係で外に押し出されることになるというか。アッカーマンの設定もあるので、あまりにもひどい、ということにはならなかったのですが。

ただまあ。
ぶっちゃけ、タイヤが食ってるなら、それなりに走らせ方はあるわけで、勝ちに行ってるわけじゃなければ、それなりのドライブはできます。
走って楽しくなかったか、と問われれば、楽しかった、と答えるでしょう。
ただ、そういう意味では、ギリギリまで攻め込んだセッティングではないため、あまり他車との競り合いにはならず、予選、決勝ともに独走な感じになったのは残念だったかも知れません。
#まあ、他車がいても、そのままうっちゃりで外に押し出して終わり、だったりしたんですが。苦笑

ちょっとミニッツからもブランクが空いていたので、どうかなーとは思ったんですが、思ったよりは走れましたね。
ミニッツやってなかったら、メタメタだったと思いますけど。

ちなみに、フロントのサスストロークをほとんど取ってなかった(上下に5mmくらい?)なのは、一応、妄想セッティングで、食わない路面を想定していたためです。
#友人に指摘されたので、一応書いときます。
食わないなら、ロールもしないだろうし、ロールしないなら、リバウンドを多く取ると、むしろ加減速でフロントの動きが大きくなってしまって、フロントのトラクション抜けが懸念された(使ったクルマはFF)ので、フロントのサスストロークは絞りました。
一方で、リアはリバウンドを多めに取り、食わないながらも、なんとかリアタイヤを引っ掛けて、「滑りすぎないようにする」ことを考えていました。
まあ、結果として食ってしまったので、むしろロールさせた方がコーナーでは速かったんじゃないかと思いますけど。

最終的な順位は31人中26位という散々な結果で。(笑)

とはいえ、いいわけするならば、モーターもバッテリーも3年以上経過した中古、ダンパーも3年前に組んだまま。
セッティングの関係で、少し足回りは弄ったけど、せっかく買った新型のサスアームも投入せず(これも、一応理由があって、食わない路面だと、固い新型サスアームよりも、柔らかい旧型サスアームの方が、微妙なしなりで少しでも食うんじゃないか、という妄想によるものです。)、タイヤも使用頻度こそ2回程度ですが、3年以上前のタイヤ(新品買ったけど、なんかもったいないから投入しなかった。苦笑)と、他の大会参加者から言わせれば、「やる気あんのか?」状態だったのは事実で。

それと、バッテリーも手持ちのLi-Feを使用したため、電圧的に不利というのもあったと思います。
やはりNiCdから比べると電圧の低さと、一度落ちた電流が復帰するまでの速さは比較にならないですね。環境性能や容量、扱いやすさなどを考えるとLi-Feバッテリーに軍配が上がるのは間違いないですが、レース使用前提だと、新品NiCdに高級充電器でギリギリ電気を詰め込む、という方式が一番だと思います。

あとはまあ。
あれだけ食う路面だと、タイヤも毎ヒート新品とはいいませんが、予選と決勝で2セットは用意すべきだったと思いますね。
加えてモーターも、やはり経年劣化して磁力が落ちるので、回らなくなるというかトルクが落ちます。
正直、ストレートは遅い、コーナーの立ち上がりでも全然気持ちについてこない、という厳しい状況ではありました。苦笑

実際に走ってみて悔いが残るとするとその辺かなぁ。
参加前というか参加時は、「参加することに意義がある」程度に考えていたんですが、実際に参加して走ってみると、路面が良かっただけに残念でしたね。
#食わないと聞いていたから、その辺、準備も甘かったのよな。

タミヤグランプリ宮城大会は年に一度のお祭りなので、参加にあたっては、それなりの準備をすべきだったな、と改めて思いました。(笑)

最低限、以下のことは必要かと。
1.バッテリーは新品を用意する。練習には中古でもいいけど、予選分と決勝分。
 できれば、新品5本程度購入して選別できればなおよし。
 もちろん慣らしも忘れずにね?
2.タイヤは新品を用意する。練習には中古でもいいけど、皮むきを考えると新品を一度走らせるのもアリ。
 予選と決勝の間にフリー走行があるので、決勝用のタイヤの皮むきと慣らし、接着の剥がれ確認などは、そのフリー走行で行うとよし。
 念のため、新品1セットはスペアで用意しておくとなおよし。
3.モーターは新品を用意する。
 できれば3個ほど購入して選別できればなおよし。
 ただモーターに関してはノウハウも多くあり、ワタクシはモーターに関してのノウハウを持たないため、ワタクシの場合には1個買って慣らしをきちんとやる、くらいしかできないかも。
#ブラシモーターの場合、「回るモーター」がかならずしもよいモーターとは限らず、回るけどトルクがない、ということもあるので。
4.少なくとも前日に車重は測っておこう。
 当日、車重が足りなくて車検落ちしました。苦笑
#初参加のタミグラのときも10g足りなかったなぁ。
 幸い、友人がウェイトを持っていたので、当日でなんとかなりましたが。
 車検のひとにも「Mシャーシで重量足りないって珍しいんですけどね。大抵のひとが100gくらいはオーバーしているのに」とか言われてしまいましたが。
 つまり、Li-Feバッテリーが軽量なため、重量不足になっていたわけで、MシャーシにLi-Feを使うひとはほとんどいないということですね。
#電圧面で思いっきり不利だからなぁ。

まあ、このくらいやって、ある程度妄想セッティングをしておけば、あまり当日ばたつくこともないかと。
それと、実際参加して思ったのが1クラスエントリだと、かなり時間を持て余すということですか。
3クラスエントリしていた友人達を見ていると、さすがに3クラスは忙しそうだな、と思いましたが、2クラスくらいはエントリしていた方がいいかも知れません。
本命クラスとお遊びクラス、みたいに。

個人的には残念な結果ではありましたが、まあ、機材面というか準備面で思いっきり「参加することに意義がある」スタンスでしたので、無事完走出来ただけでもよしとすべきなんでしょうかね。
あまり上位の方に入ったりすると熱くなって、クルマ壊してリタイア、とかも充分考えられる話なので。
ひともクルマも無事に終了できたのでよしとしときましょう。

メイン優勝すると盾が貰えるので、Cメイン4位が決まった時には「よし、メイン優勝を目指そう!」とは思ったんですが、まあ、機材があれではねぇ…。
順当な結果ではないかと。
予選グリッドから順位を落とさずゴールしたので。
#一応、一時は3位まで入っていた。伊藤さんと絡んで抜かれたのよな。(笑)

いや、久しぶりのレース。楽しかったですが、それ以上に、緊張もしました。
決勝はだいぶ落ち着きを取り戻しましたが、予選1回目は、操作時に手が震えてましたからね。(笑)

しばらく会えてなかった友人にも会えましたし、楽しい一日だったと思います。
さて、また来年も出るか。
練習しねぇとなぁ。