2015年11月29日日曜日

カプチーノとドリンクホルダー

カプチーノというクルマには、ドリンクホルダーなるものが付いていません。
この手の快適装備とは無縁のクルマであり、ある意味、エアコンが付いているのが奇跡であるとも思えるほどです。

「スパルタンでピュアな戦闘機の俺様には、そんな快適装備なんて無用だぜ!」

と言いたいような気さえしてきます。

まあ、おそらくはタイトな設計のせいで室内の居住性と快適装備を付けるスペースがなくなった、ある意味設計不良なのだと思うのですが。
この辺、現代の戦闘機であるS660とは比較になりませんね。
あちらは快適装備満載で、ジュースを飲みながら片手ハンドルで運転していても平気です。
#やっていいかどうかは別問題として。

実際、ワタクシも走行中に飲食することは稀ですし、するとしても交差点で信号待ちの時にコーヒーを飲む程度です。
不要といえば不要なのですが。

しかし。

ないとなんとなく不満な装備であるのも事実です。
もしかしたら専用品がオプションとして発売されていた可能性はありますが、今は見当たりませんし、あったとしても高価である可能性が高いので、そこは見送ることにして、探しもしませんでした。

そこで、他の先輩方はどうしているんだろうか?と思ってネットを探し回りました。

けっこう取り付け例があります。
みんながみんなスパルタンでレーシーな走りを堪能するばかりではないようです。
そんな中で、ナイスなアイディアをしていた方がいらしたので、ワタクシも真似をしてみることにしました。

その方は他車用のドリンクホルダーを流用しておりましたが、ワタクシは市販のドアの窓枠に引っ掛けるタイプのものを改造しました。
よくある折りたたみ型のあまり厚みのないものを選びました。
加工前の写真を撮っておけばよかったかな。

やることは簡単です。
室内助手席側のセンタートンネルカバーを留めているネジにドリンクホルダーを共締めしてしまうのです。
加工するので、ドリンクホルダーの主な部分、あのドアに引っ掛ける金具を留める部分が樹脂製であることが前提です。
#金属製でもなんとかなりますけどね。

共締めとはいえ、ある程度動くようにした方が良い(助手席側のシートを動かす場合があるため)、ので、その辺も考えた方が良いでしょう。
元ネタの方は、そこを考慮して他車用の極薄のものを使用したのだと思います。
まあ、ワタクシは、助手席に乗るひとは決まってますし、シートの位置もほとんど動くことがないため、そこはあまりこだわらず、単純に見た目で選びました。

で、取り付けた結果がこちらになります。
上の写真が折りたたんだ状態ですね。
この状態ならば、助手席に座った人には、ほとんど干渉しません。
脇に見えているのはスマホをカーナビ代わりに使用しているため、シガーソケットからUSBケーブルを引いているのですが、そのケーブルです。
ちなみに、タイラップをケーブルに巻きつけ、センターコンソールとの隙間にあまりを差し込むことで、ケーブルを固定しています。ぎりぎり写真左側にその部分が見えています。

実際に使用可能状態にするとこうなります。中央寄りにネジが見えると思いますが、このネジでセンタートンネルカバーと共締めしています。
広角なのでわかりにくいかも知れませんが、若干上よりにネジが来るようにして、ドリンクを入れた場合に、重量で傾かないように注意しました。
ただ、ある程度左右に動く状態なため、ペットボトルや缶でも蓋が締められるタイプの飲み物でないと、中身をこぼしてしまう可能性があります。
USBケーブルも見えていますね。シガーソケットはダイソーのシガーソケットUSB充電用1Aを使用しています。Xperia Z3を使っていますが、とりあえず充電は出来ているようです。
意外にシガーソケットから出っ張らないので、見た目も悪くないですね。

使用可能な状態での若干斜め上からの写真になります。
この状態だと、よく解ると思いますが、このように開いてしまうと、助手席に乗る人の足に干渉します。
隣に乗るのが細身の女性ならば、脚を閉じていただければ問題ないかと思いますが、大柄な男性の場合には、確実に干渉すると思いますし、そもそも運転手だけ飲み物が飲める、というのも不公平なので、助手席に人が乗る場合には使用しないことにしておきましょう。

使い勝手はシフトレバーの位置から想像がつくと思いますが、ごく当たり前に使用できます。
このタイプのドリンクホルダーならダイソーでも入手可能かもしれませんので、百均をあたったほうが良かったかもしれません。
今回は、たまたま立ち寄ったDIYショップで購入しました。350円だったかな。
なお、共締めに使用しているネジはM5x35mmのネジです。
台座の厚みを考慮して台座+15mmくらいのネジを使用すると、ある程度の遊びがある状態でドリンクホルダーを取り付けることができます。
微調整はネジを買ってくるとたいていワッシャーが付属しているはずなので、ワッシャーで行うとよいでしょう。ワタクシは使用しませんでしたが、ドリンクホルダーとネジの間にワッシャーは挟んだほうがよかったかな。
ドリンクホルダーの背の部分にドリルで5mmの穴を開けて、ねじ込むだけ、という簡単加工で取り付けできます。

なお、運転席側に取り付けることも可能ですが、その場合、思いっきり運転手の足に干渉するばかりか、取り出すのも面倒になりますのでオススメしません。

まあ、普通は送風口などに取り付けて、エアコンの冷気や暖房で飲み物が冷えたり、冷めたりしないようにするのがいいのでしょうけれども、いかんせんおじいちゃんなので、樹脂部品の劣化が進んでおり、そのタイプのドリンクホルダーは、送風口に優しくないらしいので、今回の加工となりました。

中には、助手席側のパネルを加工して、そこにドリンクホルダーを2個搭載している方もいらっしゃるようですが、あそこのパネルを外すのは大変だ、と羽山自動車さんに聞いておりますし、元に戻せなくなりような加工もしたくなかったので、今回の方式となりました。
これなら元に戻したくなったら単にネジを交換するだけで元通りになりますので。

技術も場所も工具もないので、クルマ本体に手を入れることはできませんが、この手の小加工なら大好物なので、今後もいろいろとやっていこうと思います。

とりあえず内装関係になるんですが…。

けっこう状態が悪いんですよね、内装の。
その辺、なんとか見た目を誤魔化して、少しは綺麗に見えるようにして行きたいなーと思っています。

では、また次回。

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